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2023/04/06

LVMHとは?歴史や傘下ブランドを詳しく解説

皆さんは「LVMH」という言葉をご存知ですか? 

1987年にルイヴィトンとモエヘネシーの合併によって設立された複合企業で、
皆さんも一度は耳にしたことのある様々な有名ブランドが傘下になっているのです。 

この記事では、ブランド好きなら知っておきたいLVMHについて解説します。 

ブランドバンクでも取り扱いの多い人気ブランドが揃っていますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。 

 

LVMHグループとは?

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「LVMH」は1987年にルイヴィトンとモエヘネシーの合併によって設立された複合企業です。  

LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(正式な読み方はエルヴィエムアッシュ) は、
フランス・パリを本拠地とするコングロマリット(複合企業)。 

世界最大のファッション業界最大手とされ、
同様の企業で、グッチを運営しているケリング、カルティエを運営しているリシュモンと共に、御三家コングロマリットと言われています。 

LVMHはファッションのみならず、時計、ジュエリー、香水や酒類に至るまで、
75の高級ブランド(2023年4月現在)をその傘下におさめる、
ヨーロッパを中心とした世界最大のファッション業界大規模複合企業として
日々成長し続けているグループです。  

いずれのブランドも、磨き抜かれたサヴォアフェール(フランス語の「savoire(知る)」と「faire(作る)」を掛け合わせて誕生した言葉。一般的には「匠の技」と表現される )
と伝統を守りながら現代にふさわしい製品を生み出しており、
LVMHはその伝統やスキルを次の世代に繋げて発展させていくことにも尽力しています。 

LVMHグループの歴史

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ヨーロッパには歴史あるブランドが数多くあり、
それらがのちにLVMHグループの傘下に加わっていきました。 

ファッション部門と並んでワイン部門に特化している事がLVMHグループの特徴です。  
 

[のちにLVMHグループ傘下となるブランド創業の歴史]  

 
1593年、フランスのソバージュ家がぶどう栽培とワイン作りを開始
1729年、ルイナールという世界初のシャンパーニュ・メゾンが誕生
1780年、ジュエリー部門の主要ブランドであるショーメがパリで創業 
1846年にロエベ、1854年にはルイヴィトンが創業
(以降、これらのブランドはレザー製品とファッションの中核的存在に)
1895年、アレッサンドロ・ベルルッティが自身の名を冠した靴のメゾンを創業
1924年、イタリア・ピエモンテ州出身のピエトロ・ロロ・ピアーナがウール製品のメゾンを創業
1940〜50年代にかけて、クリスチャン・ディオールジバンシィといったブランドのフレグランス(香水)事業が急成長

 
 



  

  

 



[LVMH誕生とベルナール・アルノーの就任] 
  
1987年、モエヘネシー(ワイン系)とルイヴィトン(ファッション系)が合併しLVMHが誕生。 
設立当初は経営がいまひとつでしたが、1989年、業務提携という形でベルナール・アルノーがトップに就任したことで、グループの経営は軌道に乗り始めます。  

ベルナール・アルノーは、もともとは高級ブランド業界とは全く無縁でしたが、
アメリカに渡った際、タクシー運転手が何気ない会話の中で
「(フランスのことは全く知らないが)ディオールだけは知っている」
と語ったのをきっかけに、ファッションブランドビジネスに可能性を見出します。 

帰国後の1984年クリスチャン・ディオールを買収。その経営を再建させたのち、
次々とファッション系ブランドの買収を手がけてきたフランスを代表する実業家です。 
  
アルノーがLVMHのトップに就任して以降、高級ブランドの買収が本格化します。 
次々にファッション業界のトップブランドを買収し、
世界一のブランド企業を作り上げていきました。   
    
[1990年代から買収がさらに本格化] 
  
1993年、プレタポルテ(高級既製服)の世界において
世界最大級の存在であったケンゾーを買収。同年、さらにはベルルッティも傘下に。 
  
1990年代後半に入ると、創業から長くレザー系ブランドとして存在してきた
ルイヴィトンのプレタポルテ事業への進出を決め、遂にはパリコレにデビューさせました。 
  
1999年にはグループ内にウォッチ&ジュエリー部門を新設し、
この部門にも力を注いでいきます。 
  
2000年前後には、さらに様々なブランドを傘下に収めて勢力を拡大。 

2019年、LVMHはラグジュアリーホテル部門での存在感を高めるべく、
1976年創設のベルモンドを傘下に入れます。 
  
カルティエなどを保有するリシュモングループに比べ、
ジュエリー&ウォッチ部門はやや劣っている印象のLVMHでしたが、
2021年、ティファニーが遂にグループ傘下に加わり、
この部門でもさらに存在感を高めることになりました。 
 
このようにLVMHグループは、アルノーのトップ就任後から現在に至るまで、
有名ブランドや多岐にわたるジャンルの会社が次々と傘下に加わり、
さらなる成長と拡大を続けています。

 

LVMHの傘下有名ブランドを紹介! 

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LVMHが世界最大規模のラグジュアリーブランドグループであることがわかりました。 

よく耳にする有名ブランドで「あれも、これも、LVMH!」と驚く方もいるかもしれません。 

ここでは、日本でも人気なLVMH傘下ブランドを5つピックアップし、
そのブランドイメージや特徴をご紹介します。 
 

ルイヴィトン

フランスを代表するラグジュアリーブランドで、バッグや財布などのアイテムを主に展開。 

ルイヴィトンのブランドイメージはやはり「高級感」に尽きます。  

ルイヴィトンが創業から現在まで一貫してこだわり続けているコンセプトは「旅」といわれ、
移動や旅行に便利なアイテムであることがこだわり。 

後に展開したファッション部門では「機能的かつ実用的」をコンセプトにしています。 

このように、上質かつ高品質なデザインに加えて
「機能性」をプラスしているところがルイヴィトンの特徴。 

ルイヴィトンのアイコン的存在の「モノグラム」は、
ブランド名のイニシャルである「L」「V」と、星と花のモチーフを並べたデザインで、
ダークブラウンの地色にベージュで模様が施されています。 

シンプルで洗練されたデザインは、世代や性別を問わず人気です。
 

クリスチャン・ディオール

幅広い年齢層の女性だけでなく男性からも大きな支持を得ているクリスチャン・ディオール。 

その最大の特徴といえば、創業者であるクリスチャン・ディオールが掲げた
ブランドコンセプトである「エレガント」です。 
クリスチャン・ディオールは創業当初から一貫して「エレガント」を追求しています。 

服装、バッグ、コスメ、香水だけでなく、メンズラインやベビーラインなど
幅広い層まで展開していることも特徴の一つ。 
それらと並行して、毎年オートクチュール(高級仕立服)コレクションにも出展しています。 
 
高級感があるにもかかわらず、シンプルなデザインで嫌味がないのもポイント。 

エレガンスと現代性を融合させた革新的なデザインは、
上品で洗練された大人になりたい方にぴったりのブランドと言えます。
 

ティファニー

1837年にアメリカで設立され、創業180年を超える非常に歴史の深いブランド。 

ティファニーはジュエリーだけでなく食器やフレグランスなど様々な商品を展開しています。 

世界的に知名度が高く、ハリウッドスターやアーティストなど多くのセレブリティから愛され、世界中の女性たちが憧れる宝飾品ブランドのひとつ。 

日本においてもティファニーは、婚約指輪や結婚指輪、
クリスマスや誕生日のプレゼントなど特別な贈り物として有名です。 

シンボルカラーと言える「ティファニーブルー」、
ティファニーの顔として人気の「シルバージュエリー」、
ダイヤモンドといえばティファニーという流行を生みだしたデザイン
「ティファニーセッティング」など、ブランドの特徴は明確で世界的な認知度があります。 

ティファニーが抱える有名デザイナーたちが生み出すデザインは、
伝統を守りつつも、いつの時代にも愛されるスタイルを取り入れており、
どれも人の目を引くオリジナリティ溢れるものです。 

価格帯が幅広く設定されているのもティファニーの魅力。 
若者向けの定番アイテムはもちろんのこと、富裕層向けの高級品まで、
幅広い年齢層をターゲットとしたアイテムのラインナップを充実。  

これには、生涯に渡りティファニーを愛用してもらいたいという
ブランドの願いが込められています。 
 

フェンディ

フェンディは1925年にイタリア・ローマで創業した世界的に有名なファッションブランド。  

バッグが有名ですが、服や小物など様々なアイテムを展開しています。   
   
シンプルでエレガントなものから存在感のある個性的なものまで様々なデザインがあり、
おしゃれに敏感な幅広い世代に人気です。 

ハイブランドには珍しく、カジュアルで普段使いしやすいデザインも多いことが特徴的。  

2000年代前半までは女性向けのアイテムが多いイメージでしたが、
最近ではメンズアイテムのラインナップも増え、男性からの人気も高まっています。 

フェンディには特徴的なブランドアイコンが数多く存在します。 

フランスパンのバゲットの様に小脇に抱えて持つことができることからその名前が付いたバッグ「バゲット」は、様々なバリエーションで展開し続けている人気モデルです。 

Fの文字で構成された「ズッカ柄」は、バッグや財布、アパレルまで様々なアイテムに
使用されているフェンディの顔ともいえるモチーフで、現在でもその人気は健在。 

ダークブラウンとブラウンの縞模様「ペカン」は、主張を抑えたブランドのトレードマーク
として何年にも渡り使用され、その落ち着いた大人っぽいデザインが支持されています。 

生地に強いこだわりを持っていることもフェンディの特徴。 

毛皮やレザー、キャンパス地など生地の種類も豊富で、
デザインが似ていても全く違う印象に仕上がっています。 

生地選びにこだわりがあるため最低額でも少し高めな設定ですが、
幅広い価格帯のアイテムを展開しているため、
自分に合ったアイテムを選べるブランドであることも特徴です。 

ディオール

ディオールと言えばコスメなども有名で、
レディースブランドだと思われる方も多いかもしれませんが、
メンズラインもしっかりと存在しています。 

「ディオール・ムッシュ」から始まったメンズラインは、
2001年エディ・スリマンがディレクターを務め「ディオール・オム」と名前を変えます。 

2019年キム・ジョーンズがクリエイティブディレクターに就任し、
彼によって再度名前が変更され、
レディースラインとともに「ディオール」として生まれ変わりました。 

彼によって、従来のエレガントなデザインにストリートスタイルのエッセンスがプラスされ、
さらにスタイリッシュさに磨きがかかった「ディオール」は、近年注目度を高めています。 

とくにメンズラインは遊び心のあるユニークなデザインを出しており、
個性的なデザインを好む男性に人気です。 

他のハイブランドに比べて価格帯は高めですが、シンプルなモノトーンのアイテムが多めで、
大人っぽく気品漂うデザインが特徴的です。 

ここまで読んで、「ディオールとクリスチャン・ディオールは何か違うの?」
と疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

お察しの通り、二つは同ブランドです。 
呼び方が変わっただけで、どちらも「ディオール」に変わりはありません。 

キム・ジョーンズによって名前を変え、新しい風を吹き込んだ「ディオール」ですが、
今後の流れによっては、再び「クリスチャン・ディオール」と呼ばれることが
増える可能性も十分にあります。 

 

LVMH傘下ブランドのアイテムならブランドバンクにお任せ!

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歴史と伝統を重んじ、それぞれのブランドの個性を活かして発展した、
世界最大規模のラグジュアリーブランドグループ「LVMH」。 

この記事を読んで、LVMHグループの名立たるブランドたちの魅力を
再確認していただけたのではないでしょうか。    

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